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紅人会代表のBLOG

佐賀県佐賀市の学習塾紅人会|kojinkai代表によるブログです。受験のこと、教科のこと、学習のこと、塾の日記、代表の日々などを綴ります。

日数計算。

2017 小学生 日記

 小学生の算数は、日数計算を扱いました。何月何日から何月何日まで、何日間ありますか?とか、何月何日から何日後は何月何日ですか?とか。そういう感覚を養う指導。

 

 手始めに、まずは動機付けから。

 

 「言っとくけど、今日は足し算と引き算しかしない。しかも、レベル的には超簡単な計算だ。君たちの力を、見せてもらうよ。」

 「えー!!なんかそういわれるとプレッシャー!!」

 「なんかドキドキするー!!」

 

 そして、簡単なクイズ。

 

 「5月10日から5月15日まで、何日間ありますか。」

 「簡単じゃん!!」

 

 ほとんどの生徒の答えは「5日間」。狙い通りといえば狙い通りで、「(なんで狙い通りに引っかかってんだー!たったそれくらいなんだから指折って考えい!)」と思ってしまうわけでしたが、まあちゃんと考え方を理解してもらわなければ先へは進めず、指導はこうでした。

 

 「”1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15”。日数を数える時の始まりと終わりに丸つけてみ。(ここで、10と15に丸がつく)。じゃあ、6日間じゃん。いつからいつまで何日間っていう時は、君たちがそうやって書いたように、”10日からって言われたら、当日の10日も入れる”っていう考え方が必要になる。じゃあ、要らないのは10日より前の9日間だよね。あとは簡単だろうけど、何日からって言われたら、その前日までを引けばいい。ここから2週間この内容を扱うけど、具体的に考えが浮かばない時は、全部書いてみるっていう作業を通して式を立てて欲しい。いいかい、慎重に、具体的に考えるんだ。曖昧だなって思う時に簡単に”えいっ”て式を立てて、適当な答えを書いてはいけない。絶対これで正しいって思えるまで考えるから、式を立てることができるんだよ。式は一番最後。人に説明するための道具なんだから。」

 

 テーマ学習は楽しい。学校準拠内容がある程度できていないと、なかなかこんな指導も成り立たないけど、分かってるから色々できます。

 

 

 これはおまけですが、毎週宿題は教材を14ページ課しているけど、今回は85ページから98ページまででした。そのページ数を見て、生徒は言いました。

 

 「気づきましたけど、このページ数も同じ考え方でできますか?」

 「ああ、そうさ。今日の考え方から言えば、98−84=14。84まで終わっていて、やってないページが85ページからだから、そんな感じになるね。宿題を書く時、先生はそれに似た計算をいつもしてるんだよ。これは次回の内容になるけどね。じゃあ、次回は、98ページから何ページ目までやるかということも計算してみるといい。」

 「ええと、98+13=111ページ!」

 「(ああ、わかってんだね・・・OKOK)」

 

 算数科のワンシーンでした。

 

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1日に塾に3回も来る人。笑

2017 小学生 日記

 

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 今日は、こやつのデビュー戦。生徒たちの興味は年齢層によっても様々であり、3年生〜4年生には都道府県クイズが、6年生以上には国名クイズとか国の情報、比較情報など、ああ、幅広くこうやって楽しんでもらえるならば買ってよかったなって思いました。県の詳細情報として、県知事の名前まで言うんですよ。”佐賀県知事山口祥義”って。すみません、機械がそう言うので、そのまま書いた故に敬称は省略していますが。

 

 クイズなんて、単純に「●●はどこでしょう」くらいなものなのに、子どもって割とこんな単純なものが好きなんだな・・・と改めて分からんもんだと、熱中する子どもたちを見ながら思いました。単純に、”さっきよりも一つ多く答えられた!”とかで、頑張れるものなんですね。

 

 

 さて、今日はある小学生は午前中までだったのかな?いつもより早く、12時過ぎくらいに生徒たちがやってきて、速攻こやつを見つけました。「面白いー!!!!!」って言って、ずっと県名クイズをやってました。

 

 そして、2時過ぎごろ。また思わぬタイミングで扉が開きます。2時間くらい前に帰宅したはずのその子でした。そして、何食わぬ顔で塾の本棚から気に入っている本を取り出して、ジーーーーッと読んでました。そのあと、こやつでまた遊び始め、「やっぱり面白いー!!!!!」と。

 

 そして、4時半ごろ。再びその子は塾を訪れました。この子、実は塾の授業日であったのです。笑 嬉しそう〜な表情で、これまた授業を受けるんですよね。何がそんなに楽しいんだか、私にはさっぱり分かりませんが笑、まあ、いやいや通われるよりはずっといいです。というか、いやいや通ってもなかなか続かないものですし、それぞれに合う場所で頑張れば良いのでしょう。

3年生の子どもの変化。

2017 小学生 日記

 2年生の時から通っている生徒さんのおはなしです。確か、足し算引き算も謎の法則を使って解く習慣があり(足す言葉・引く言葉など)、計算も平均から見ればかなり遅く、一体何からどうやってトレーニングしていこうか・・・と考えに考え、一つ一つ指導内容をしっかり作ってやってきた生徒さんでした。

 

 まず、問題文の音読。そもそも文を読むときの文の切れ目が捉えられておらず、意味を正しく認識するために、発声からしっかりさせました。私の読む言葉を真似てもらいながら、話し言葉と書き言葉の接続をじっくり行うというトレーニングが先行しました。意味がわかっていなさそうな時は、大抵読むときの切り方が違うので、一緒にアクセントも大切にしながら読んだというのが、小学2年生の時の話でした。

 

 次に、数量関係の可視化。絵をとにかく書きました。年齢が上がってからは、数直線を使用できるようになりましたので、考える道具を数直線に切り替えながら、何度だって文章題に取り組みました。式が5個〜8個くらいいる文章題もありましたが、粘り強く取り組んで答えにたどり着いたという成功体験をじっくり積ませました。

 

 そして、計算。この子はあまりに量の多い宿題に、涙を流しました。絶対にできるはずはない、と。しかし、もう週に20ページくらい課題を出しても「どうせこれくらいすぐ終わるよ!」と、取り組む問題にかかる時間感覚もおよそ掴めるようになり、計算は速く、正確になっていきました。「それでも遅いよ。先輩たちは君が3分かかるページを40秒くらいで終わらせるし、先生は30秒くらいで解ける。学年とかクラスで一番基礎計算が速いっていう生徒、実はうちの塾には多いんだよ。もちろんちゃんと正解していることが大切だけど、自信を持ってこれは解けるっていうちょうどいいスピードを上げられるように宿題に取り組んでみよう。」と言うと、自分でタイマーを持ってきてトレーニングし始めました。そういう判断能力もついてきました。

 

 本当に何とかしたいという気持ちと工夫で動いてきた1年半でした。今、実はやっと当該学年の学習に追いつきつつありまして、それまでの学習は、小1内容で考えてきたあれ、小2内容で考えてきたこれ、と、そんな繋がりも理解しながら3年生の学習に取り組んでいます。

 

 以前はポーッとしていたその子も、ちゃんと目つきがシュッとなってきて、落ち着いて指導に耳を向けることができるようになり、これなら4年生に上がっても問題ないだろうというところまで、精神的にも、実力的にも結構引き上げられたかな、と思っています。まだまだですが、その子は私に習いにくるということを楽しみにしてくれていると言います。新しいことが出来るようになるから、だそうです。実にポジティブで、頑張り屋さんだからこそ私の厳しい指導にも耐え抜き、乗り越えて来られました。

 

 時が経つのは、本当に早いものです。

 

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「元気で、素直で、大人びている。」

2017 小学生 日記

 本日も朝からご面談でした。最近入塾してきたばかりの生徒さんでして、他の塾から転塾なさってきた生徒さんでもありました。随分とテスト漬けになっており、覚える・覚える・覚える、しかし対応できず・・・の繰り返しでやや自信を失くしがちになっていたとのことでしたが、「書いて、考えて、説明して、じっくり解くっていうプロセス」「基本操作を徹底して高速周回するプロセス」の両面が一体となって、初めて子どもの能力はしっかりと土台として完成します。何か解き方を覚えなければ解けないような問題というのは基本的にはなく、今ある道具で何をどう考えるのかということが重要であり、そんな指導の中でこの生徒さんも実に伸び伸びとしてきたなぁとホッと一息ついていたところでした。

 

 そんな親御さんから、本日は通っているクラスの評価を頂きました。

 

 「どの子もとても塾が好きで通っているのが分かりますし、みんな元気で素直で礼儀正しく、少し大人びてるように見えますが、子どもらしくてとても好感が持てました。」

 

 これは、私への評価以上に、通っている他のお友だちへの評価でもありました。自分が評価される以上に、今指導している生徒さんが評価されるということは嬉しい事です。”こんな子たちと一緒に学ばせてあげたい”って思えるような仲間を作れたということは、塾にとっても財産なのです。そして、そんなお子さまは親御さんにとっても宝なのですよね。

 

 子どもさんの主体性を第一に、真剣に考えていらっしゃるご家庭とまた出会え、私にとってもまた一つ励みが増えた想いでした。

 

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実力テスト数学満点。

2017 中学生 日記 小学生

 中学2年の子が、ポツリ。

 

「せんせー。先週受けた数学の実力テスト、まあまあ良かったんですよー。」

「ほう、48点くらい?」

「えーと・・・50点・・・。」

「それをまあまあっていうなら、すごく良かったって何点なの?笑」

「いやー、まだ今分からないのとかミスしてしまうのとかがあって、実力は全然なんですよ・・・もっと頑張らないと。」

 

 昨年の夏休みすぎくらいでしたか。なんかこの子の数学への意識に変化があったのは。突然ありとあらゆる数学的なことに対する閃きの力が備わり始め、公式の成り立ちや運用に興味を持ち始め、”数学は楽しい”と明確に言うようになりました。さりげに実力テスト満点は2連続です。同テストをもう一人の女の子も、凡ミスがまだまだ治らず、今回もxとyを取り違えて一気に大問一つ落として42点だったと言ってましたが、その子の数学能力もここ最近やはり伸びてきたな、と。

 

 数学を塾で指導する時間は・・・週50分くらいです。最近は本当に月に2回くらい、私がニッコニッコしながら証明をしまくるとか、ニッコニッコしながら変な問題に取り組ませるとか、それだけしかしてません。生徒が伸びるときは、私が好き勝手にやってる時の方が多いです。学校で教えられたことをもう一回教えたところで成績は伸びないし、予習内容をガンガン進めたところで成績は伸びませんでした(200点以上の点数帯の子の話ですが)。一番伸びるのは、指導者である私が、何か狙いを持った特殊な授業を生徒のために割と長い時間を使って用意した時の方が多かったです。運用の仕方の変化系とか、応用とか、新しいことじゃなく、分かりきっていると思っていた既存の論点について視点を変えるような授業を行うことによって響くのが、高得点帯にいるうちの生徒の特徴であり続けました。ちなみに、基本事項は基本教材で独学っていうのが塾のやり方です。基本”から”教えてくださいっていうのは、今の生徒のレベルを考えると難しいですが、基本”を”教えてくださいっていうのは大歓迎です。全く意味合いのことなる指導です。どんな、いかなる方法でも揺るがずそれであるっていう面白さを教えて欲しいっていう場合、それは歓迎します。

 

 決まったことをやって、決まった範囲を全部やり、その中から出題されるテストなんてつまんない。それは実にワガママなように思いますが、新しいことへ興味を持ち、深め、もっと広げてみたい!っていうようなきっかけを欲しているのかもしれないということは、今通って、私を信頼している全生徒に共通していることです。そんな授業を作るっていうのは結構体力のいることですし、事実一つの授業を作るのに3時間も4時間もかかることだってあるのです。でも、私だって面白い授業したいし、いつも自分を塗り替えていたいものです。

 

 ”長くやるとシステム化して、定型化された指導をし、生徒を送り出すようなベルトコンベアみたいな仕事だ”って、かつて勤めてた塾のトップが言ってました。私はそうは思いません。つまんない仕事なら辞めます。転職するでしょう。しかし、生徒がいつも新しい私を感じて、自分も新しくあろうと思ってくれるその瞬間瞬間が短い授業の中に詰まっているということが私にとってのこの仕事のやりがいであり、目標でもあります。

全員満点!

2017 小学生 日記

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 この教材、最初導入した当初はめっちゃ嫌がられたのを覚えています笑。難しい!覚えられるわけがない!嫌だ!表情に露骨に出ていましたので、ははは・・・と苦笑いしたのはよく覚えていますね。

 

 しかし、今日は生徒からこんなことを言われました。

 

「先生、この教材思ったより簡単でした。っていうより、ちゃんと対策のやり方が分かってからは、これが勉強っていうやつかーっていうのがなんとなく分かりました。」

 

 これまでは、ただ漢字を写す、写した漢字を眺める、の方法しか持たなかった生徒たちが、漢字を書くという段階からしっかり問題集を見ながら、熟語の組み立てから意味を想像して、覚える態勢に入っていて、問題集を一通り解いてみて、覚えていないものをチェックし、あとは答えを隠しながら裏紙相手に解くことを連打し、2周ほど書けばしっくりくるほど身に付いている、っていうのが分かるようになってきたようです。加えて、漢字の成り立ちの項目にもしっかり目を通して漢字の意味を理解すれば、覚える手間がどんどん省けていくということにも目を向けられるようになり、完全にコツと方法を身につけてきた感があります。

 

 ”満点!満点!満点!”これが続くと、次も満点にしようって思うもので、「漢字、意外と好きになった!」っていう言葉も多く聞けるようになりました。トップの子は、第1回から第8回までの漢字は全部満点。次点の子も、第3回から第8回までの全テストにおいて満点を獲得しています。漢字が始まって中途で入塾した子は、入塾初週から満点をずっと維持しており、優れた取り組みを見せています。

 

 

 で、何故今回いちいちこの話をブログに書こうと思ったのかというと、これまでずっとなかなか漢字で満点が取れず、悔しい想いをしてきた子がいたのです。しかし、ここ最近目にしっかりと力が宿っており、まだまだゆっくりではありますが、私との算数の秘密特訓にも本人の意志で参加することを決め、そして、彼は本日満点を獲得したのです。通算8回のテストで、2回目の満点でした。昨年の漢字検定問題集の時から数えても2回目です。もうすっごい嬉しそうな表情でして。満点を取れたのと、”課題が半分になる”のと笑。

 

 ”次も!”って気持ちが繋がっていくことが大切です。何をするにしても、単発で気持ちが続かないような学習は絶対に功をなしません。悔しい気持ちの果ての成功体験は、子どもの精神力を鍛えます。本当に、よく頑張りました。

新中1と色々と遊んでみる。

中学準備講座 2017 小学生

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 純粋にch/2、dh/2を引き算することによって完成した式を変形していきながら公式へと結びつける、ある中1生向けの文字の操作能力チェックのために使った問題でした。

 

 その子は公文で高校内容の計算までやっているゆえ、中学の数学ってやや退屈にどうしても見えてしまうようなのですね。それは小学生の算数を教える時も同じような様子で、いかに算数的に解くことが面白いのかということを本当に工夫しながら指導した経緯があります。

 

 最近は文章題ばかりでつまらなさげな表情を時々見せてたので、彼用に1題用意。

 

「文字はこう使うんだよ。こうやって好きな形にして、代入して、分配法則でまとめて、はい、出来上がり。面白いっしょ?どんな形で、どんなやり方でやっても、結論はこの公式に収束するんだよ。公式って、小学生の時にはそんな意識しなかったかもしれないけど、文字に直してみるとそのすごさってよく分かるんだよ。どうやってもこの式になってしまうっていうのが公式。こういうのを一般化っていうんだよ。」

 

 必死こいていろんな式書いて頭をガリガリして解いてる姿がなんか純粋で可愛い中1男子の紹介でした。まだ中1の始まったばかりの準備講座ですから、やや出し惜しみしてるところもありますが笑、これからいろんな世界を見せてあげるのが楽しみです。