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紅人会代表のBLOG

佐賀県佐賀市の学習塾紅人会|kojinkai代表によるブログです。受験のこと、教科のこと、学習のこと、塾の日記、代表の日々などを綴ります。

指導者としての言葉。

2017 中学生 日記 小学生

 昨年度の暮れ頃だったでしょうか。少し考えがあって、コーチングやマネジメントの本を徹底的に読み漁った時期がありました。中学部を指導するのに例年苦労しがちであり、できればお互いに苦労もストレスもなくいい関係で、かつ、生徒自身が結果を出しに行くような習慣を作っていくためにはどんな働きかけが必要なのだろうか?それについて、ずっと模索し続けた時期でした。

 

 

 そして、1月末から新しい取り組みを実行。そして本日はその後初めての中1中2世代の保護者の方のご面談の日でした。

 

 「最近先生が熱いんだよ。すごい熱心で。」

 

 親御さんから子どもさんがそう仰っていると、そういうお言葉を頂きました。ああ、しっかりそういう変化は伝わっているんだなって、ちゃんと狙い通りの反応をしてくれていることについて指導について自己評価をしました。

 

 

 私は実際こういったコーチング的なものは苦手分野でして、できることなら自分の気持ちなんて子どもに火炎放射のように浴びせながらやるっていうのは気持ち悪いと思ってるので、極力避けたいと思ってきたのです。それよりも、コンコンと、静かに、ポツリポツリと、短い言葉で諭すように伝えるっていう方が性に合っていて、なんか自分の思考以外のエネルギーを使うということに抵抗感があったことは事実です。

 

 

 なにやらたくさん語った1ヶ月半でした。私が学習内容以外のメンタル的な面で何かを熱く語るということも少なく、精神にまで踏み込んで私をその子の中に存在させるっていうのについて居心地悪く感じてきたところはありましたが、ちゃんと気持ちをはっきり伝えることによって、生徒たちに響くものというのも確かにあり、体力は使いますし、あんまり得意分野でもないですが、ちゃんと定期的にやっていこうという目標を持つきっかけになりました。

 

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英語の教科書活用講座。

2017 中学生 日記 英語

 中学準備講座英語は、英語の教科書を隈なく理解していくために、どんな方法でどこまでの詳しい予習を行い、教科書のどこをみてトレーニングをし、定期テスト対策がスタートするまでにどんな状態に仕上がっているべきかということを徹底的に叩き込む指導を始めています。

 

 基本的に独学を旨とする際に必要なのは、「家でどのように学習し、どのように自己評価を行うのか」という点だと思っています。特に英語については、予習方法もそうですが、和訳ルールについて、英文⇔日本文の対称性が整った予習ができるからこそ、そのノートが定期テスト対策に生かされるという面があります。

 

 例えば、

 

 I am from America.(私はアメリカ出身です)

 

 のような文章であっても、次のような訳がでてきており、一部対称性のない和訳を誤りだと指摘し、意味が大体合っているではダメだという点を注意しました。

 

 「私はアメリカ出身です。」⇔ I am from America.

 「私の出身地はアメリカです。」⇔ My birthplace is America.

 「私はアメリカから来ました。」⇔ I came from America.

 

 これらは同じ意味のようにも取れますが(実際ネイティブには同意文なのでしょうけれど)、英語に戻してみるとこのように異なっており、こういった面でも細かな面で対称性を機にする必要があります。特に学習初期の段階においては、です。

 

 中学生までの英語は、英語から日本語へ、日本語から英語へという動きが可逆的でなければならないと思っています。これは日本英語の宿命と言える点で、そうでなければ点数が取れないシステムになっているわけですし、文法指導を重んじるという面ではこういった対称性は見逃せないのです。

 

 

 そして、ノート見開きの左は英語のみ、右は日本語のみというシステムの予習ノートを作っているのは、右半分を隠して日本語の意味を瞬時に引き出せること、左半分を隠して英語を瞬時に引き出せること、その両面を定期テスト対策前対策として、完璧な状態として頷けるようなトレーニングを独自に積んでいけるような材料を用意したいという狙いがあります。最終的には、日本語すら見ずにそのユニットの英語を全部書けるという暗唱の領域まで高めていくようなところまでを目指していき、1学期間は塾では教科書オンリーで、それしか使わない指導を展開していく予定であるのです。予習方法が確立せず、時間がかかることで一時的に英語の成績が低迷しても、それは厭わない、と。教え込んで成績を上昇させるより、自分でできるようになってもらって爆走してもらった方が圧倒的に効率が良いのです。私の英語についての価値観はそんなところにあります。

 

 兎にも角にも、ぶれずに対称性を保てる訳を調べた意味によって独習できる、生徒たちの中にその能力がしっかり根付くまでは、目を離しません。英語は、ちゃんと理解すれば絶対に簡単なのです。だから、特にこれまで英語が苦手だった生徒の方が多くて苦労して来たという意味でも、改めて、1から真っ新な状態の子を指導する段階できっちり仕上げたいという気持ちなのです。 あとはもうどんだけ放っておいても英語を苦手になる要素がないのです。

 

 そうなれたと判断した時点で、学校の授業からサヨナラーって離れていき、教科書のLet's Read程度の読み物教材を順繰り順繰り読んでいき、楽しむような講座をしていきたいなぁ、と。

 

 そのために、今こそを丁寧にやります。理解の穴を見逃しません。楽にするためには、最初の教え込みが肝心です。何をどう捉えるかという視点です。ここを誤らなければ、生徒は実に伸び伸びと独習出来る様になります。

 

 英語を楽しめる子たちを育てたいものです。

 

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私の財産と、4年の募集停止。

2017 中学生 小学生 日記

 小学6年生が、初回の草案の中学部の時間割を見て、親御さんから「中学部は通わせられないかもしれない」と仰った際に、泣きながら「俺はこの塾に通いたいんだ」と言ってくれたということを今日親御さんから伺いました。私は、彼がそこまで塾を好きで通っていたということを知らずにいましたので、それを伺って、一層彼を好きになるきっかけになりました。

 

 結局小学部の時間調整のもと、普通に通えるようになったということで本人も安心していましたが、今でもその点については不安に思う時があるようで、「いざとなったらお母さんは関係ない。自分で自転車で通う。少し遠いけど、俺自転車で旅するの好きだし、むしろそういうのも楽しいかなって。だから、中学部も宜しくお願いします。」なんて、ふとした時に彼は言ってたんです。ああ、そういう伏線があったんだ、とその時に初めて知りました。それはお母様にはお伝えしませんでしたが。子どもの些細な言葉には、いつもヒントがあります。

 

 私の存在などちっぽけなもので、こどもたちの閃きは、きっと私を将来凌駕するだろうと信じています。私は惜しみなく全部出し切ります。「ああ、これ去年も同じように話した・・・自分は何も進歩してないな・・・」と思ったらすぐにその資料を迷いなく全部捨て、一から自分で調べなおして全く新しい観点から話せるようにという努力もコツコツと続けてきました。私もまた、子どもたちと同様に学習者であるのです。

 

 私にとっての財産は、そうやって私が努力するに足る才能を持った生徒がいることです。その才能とは、指導者のそういった努力を引き出せる才能です。やっぱり一緒にやるっていう感覚なら、win-winでないといけません。take-take-takeでもいいです。全部持って行ってやる!っていうタイプもいていいです。

 

 

 さてさて、そんな中で、本日をもって4年講座は募集停止です。多くなって、余裕があったので2コース制にしてゆったりやろうと思ってましたが、2コースとも埋まってしまって、物理的に人が入らなくなりました。4年が埋まるっていうのは個人的にも初めての経験で、現在は東京の大手塾で指導してた時よりも多い人数を預かってます。

 

 「いいという噂を聞いて・・・」というのは、多分半分あっていて、半分は誤りです。佐賀県下の小学生のうち、数十人がうちに通って合っているというだけで、万人にうける指導は絶対にしません。しかも、たった数十人のうち3名も今年度は辞めました。できないことは、しないのです。ただ、できることはする。

 

 私の入塾審査の判断基準は、基本的に私がやることに親御さんが賛同なさってくださるか、そして、子どもたちがそれを受け取る瞬発力としての意欲を有しているのかということです。

 

 断る理由は、子どもさんが何にも考えてないのに、親御さんがある意味暴走しているというケースです。いろんなケースに出会いましたが、このケースだけはほとんどうんともすんとも、なんともできなかったと・・・。断言しますが、親御さんが子どもさんの習慣、興味関心に対して、楽しそうにできないこともできることもひっくるめて何一つ隠さずに仰られる場合は、私はそのご家庭を信頼し、全部を引き受けますが、子どもさんの実力を隠して誤魔化そうとしたり、いいように言って無理やり認めてもらおうみたいな、そんな虚勢が感じられる場合、あるいは、人より先にあれこれ学ばせて、知識には自信がありますみたいな、それこそ学習という行為それ自体への親御さん自身の誤認がある場合、そういった場合は全て断ります。私が相手にするのは子どもであり、その子どもを隠されると、あるいは偽られると、もう信頼も何もないのです。そして、子どもの学習っていうのはそんな一辺倒に何かを与えたらどうにかなるっていうそんな簡単なものでもありません。

 

 どんなに大変だろうと、真剣に全部さらけ出してご相談なさってくれれば良いものの、子どもさんの本質が見えないような語りをなさる親御さんも、本当に時々ですが見られるということは確かなのです。全部語りきってください。全部ご相談なさってください。そうするからこそ、子どもさんは、親御さんが信頼した私を信頼しようとする準備が整い始めます。

 

 もうこれ以上ないっていうくらい全部さらけ出されたっていう状況において、私が何もしないという選択肢はありません。空いている時間さえあればなんでもサポートしたいと思っています。ぜひ、子どもさんのご家庭での全状況を正確に私にお伝えいただき、一緒に考えてゆきましょう。

 

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子どもからの授業の題材の相談。

2017 小学生 日記

 タイトルではピンと来にくいですが、附属のあるクラスが「自分たちで授業をするんだ!」と盛り上がっていました。そこで、「一体どんな問題がいいかなー?」って相談がありましたので、一緒に考えてあげました。

 

 「一つは、知識がなくても解けること。一つは、具体的な操作を伴って解くもの。様々な答えが出てくる中で、本当のところはどうなるんだろう?って必死で考えながら、最後の瞬間に美しい規則性が見出されるようなもの、みたいなのが先生としてはおすすめだな。せっかく一回きりかもしれないけど、”授業”をするのだから、これみよがしに知識をひけらかすような問題じゃつまらない、それは指導じゃなくて自慢なんだ。そんな授業をしている人がもしいたとしたら、下手くそだなって思わないといけない。みんなの成長を考えて、みんなの意見を楽しみながら、最後の瞬間に繋げて行ってみんなでスゲー!ってなるようなものをいくつかある中で選んでみよう、と。」

 

 色々な問題を子どもに見せながら一番面白いと思ったものがあったようで、それを明日出題するそうです。その問題とは、直線の交点の数の問題でした。出題はこうです。

 

 「紙の上に10本の直線を引いて交わった点を数えると、最大何個になるか。」

 

 出題形式も工夫し、表を作って埋めていく形に誘導し、どんな決まりがあるのかをみんなで考えていくような形にしようという話になりました。

 

 「そもそも自分が答えが分からないと問題出せないよー・・・」

 

 って言ってたので、今日の授業内容はほとんど休憩みたいな単元でしたので、さっさと終わらせてそれに取り掛かったのです。そして、考え方を理解したその子の感動の表情は素晴らしかったです。明日授業をする予定の”指導者”なのにね、なんか自分で問題を解いちゃって感動してしまって、きっと明日みんなに出題する瞬間が楽しみで仕方ない様子でした。

 

 

 そう、授業っていうのは、知らない知識を適当にひけらかしてやるものではありません。私は”先輩”として相談を受け、この子を一瞬だけでもちゃんとした貴重な”指導者”体験をさせたいと思いました。そして、「自分が考えて感動した結果を、しっかりみんなに向けて、気持ちにして伝えるんだよ。」と。

 この子は、もしかしたら明日、その辺の下手な指導者よりも優れた”指導者”であるかもしれませんし、緊張や経験不足から苦い経験もするかもしれませんが、テーマは十分に優れたものを選べました。是非とも、楽しんで来てほしいものです。

 

 いい経験を学校でさせてもらっていますね。本当にいい先生に当たったものだと、大切な4年生の時期を全力で満喫できて羨ましいなと、そんなふうに思います。

 

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ご面談がスタートしています。

2017 中学生 小学生 日記

 今月より、ご面談月間がスタートしております。今月にご面談が不可能な場合は、4月の新学期講座がスタートしてからも受付をいたしますので、ぜひお申し付けくださいませ。

 お話をしていますと、あっという間に時間が過ぎてまいります。目安は1時間程度となっておりますが、場合によっては1時間半〜2時間程度かかる場合もございますので、ぜひゆったりとお時間を取られてください。

 

 今日は、あるお教室をなさっているお母様とのご面談でした。指導者と保護者として、という立場でもあり、同志という立場でもございますので、かなりお話も弾みました。そのときに話題に上ったのは、

 

「曖昧なまま突き進む力」

 

 というものの大切さについてです。勉強は、あれもできない、これもできないと混乱が始まると上手く行かなくなってまいりますが、基本的に小・中学生の知識というのは不完全であり(それは高校生であっても大人であっても言えることですが)、ひとたび教材を変更して難易度を上げますと、すぐに新しい知識が表れます。そんなときに、どんな対応をする習慣があるのか、どう感じる性格であるのか、それは子どもの伸び代を測る上でとても重要なファクターとなります。

 何にしても、”面白そう!!!”って反応する子は、指導者としては何でもスムーズに身につけていく要領の良い子よりも実際は怖い。私が4年生を相手にしていて怖いなと感じることが多いのは、この子たちの”面白そう!!!”のエネルギーが凄まじいからです。それは、本日ご面談を行いましたご家庭の長男君も同様でした。

 

 基本的に、子どもたちの周りには未知の大海が広がっていると言って間違いはないでしょう。ある程度の基本事項を身につけながらも、小学生の間に必要なのは興味を喚起させる多くのトリガーであることは、この数年来ずっと感じてきたことです。

 

 塾においても努力をします。ご家庭においても、子どもたちの”面白そう!”を日常的に喚起できる日々を送られていましたら、きっと塾の指導において相乗効果が生まれることでしょう。

 

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世界地図。

2017 中学生 小学生 日記

 教室に貼られた世界地図もかなりマーカーや私の指導内容のメモが入ってきて、こんなこと習ったなぁっていう感覚に生徒が浸れる程度になってきました。昨日は中3が世界地図の前に集まって議論をしてましたし、今日は中1向けに「今からちょっと書きながらしゃべるよー」って感じで私が喋り始め、いきなり始まる解説講座にみんな目線を注いでいました。

 

 そして、小学生たちがやってきて、やはり地図を見ます。「先生、このメモの意味って何ー?なんでこのマーク書いてあるのー?」と興味津々です。やっぱりまだ地名当てクイズとかに熱心ですが、いろんなメモをもとに、「アメリカのところにハンバーガーって書いてる!小麦と牛を育ててるからでしょー?」って突っ込んでくる子もいるわけで、まあいろんな認知レベルにおいて楽しんでもらえているようです。

 

 教室に世界地図や日本地図がある風景って、私はすごく好きです。しかも、社会に関係のあることでしたら生徒の落書きも自由です。世代関係なく、社会を同じ面の上で語るっていうのが、うちのスタイルです。

 

 

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2ヶ月は走り続ける。

2017 中学生 日記

 学年末試験以降、新中2のダッシュが再スタートしています。分かりやすく、A4の紙に一覧にまとめた演習課題。2ヶ月半分の課題を全てまとめました。それぞれに忙しい時期が異なるゆえに、この対応です。私立・附属・一貫校・公立上位。この子たちだから可能な課題の出題形式です。とにかく高速周回です。連打に連打を重ね、中1内容を徹底的に完成させていきます。今、通塾する新中2軍団は特に気持ちがノッており、加えて指導の2時間で5単元も6単元も爆走できる体力を持っています。それもこれも、ある程度の演習量をこれまでもこなしてきたからですが、ただ周回するだけでは決して穴ぼこな理解は埋まりません。最終チェックの高速周回です。

 

 どんなに成績が低迷する時期があったとしても、絶対に正攻法で学ぶということは変えません。指定した教材を徹底して学習し抜き、それを武器に思考をすることです。テストの類題など不要、定期テストも実力テストも、身につけたものが全て。そうやって一つ一つの知識に対して理屈を、一つの知識で多くを思考できる実力を確かに磨いて、それを総合問題を解く時に差として見せつけましょう。特に、中1のこの時期に効率など考えません。全部が大切なのです。隅から隅まで、片っ端から重要なのです。

 

 彼ら彼女らが信頼して私についてくる以上、私も考え方をしっかりと確立して、とりあえず一旦突き抜けたと言えそうな段階に向けて実力を引っ張り上げていきます。次元を一つ超えてしまうと、価値観も変わってくるものです。

 

 はっきり言って、私は指導に苦労をしたくないですし、生徒たちにだって苦労をしいたくはないと思っています。それは、何かどこを彷徨っているのか分からなくなって、何をどうするべきなのかに迷うような、何から何まで与えなければいけないような生徒になってしまうとお互いに苦労をするということを言っているのです。

 

 今の中2は、小5から育ててきた生徒が多く、もう私の言いたいことは全て理解しています。そしてだからこそ、高望みに思える望みだって、彼らには要求してみます。君たちは絶対にもっと賢いのです。私はその実力を持て余した指導者だと絶対に言われたくもないですし、君たちにもそうであってほしくはありません。

 

 目にものをくれてやるくらいの結果を、新学期の実力テストにおいて示しましょう。今はしっかり力を溜めましょう。

 

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