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紅人会代表のBLOG

佐賀県佐賀市の学習塾紅人会|kojinkai代表によるブログです。受験のこと、教科のこと、学習のこと、塾の日記、代表の日々などを綴ります。

小学5年生の来年の方針を決めた。

2017 小学生 日記

 難関私立受験生がいない、中学まで通いたい、意欲的である-4年生の全体的な特徴を一つ一つ挙げていけば、そのような生徒たちが全体数を占めている学年です。これまでかなり悩んできたこの学年の指導であり、今の時期はあれこれ思考力をつけてあげながらいろんなものを考えてみる機会を与えていますが、なんとかやっと方針を一つに固めました。

 

 宿題を出来るだけ少なく、出来るだけ応用問題にチャレンジし、附属生が多いから、あわよくば中学時に上位30位以内(実力テスト220点台くらいかな?)を将来狙っていけるような基礎力をつけたいと思い、問題集を決定しました。学習量が多いという点についてはおよそ耐えうる子たちなので、その運動量を考慮しての決定です。

 

 

 以下、方針です。

 

 まず国語。中学受験新演習と漢字日記。国語は各授業2題解く。夏休みも冬休みも春休みも、変わらず2題。定期的に触れてもらう。4年上から。4年下まで終わったら実力アップ問題集へ移行する。個人的にはこの教材が一番記述指導に今の所使いやすい教材だ。漢字だけは常に音読みの多いものに触れ続けてもらい、漢字が書けなくて苦労するような生徒には育てない。漢字の意味や成り立ちまで理解して、覚えていくことに面白さも感じて欲しい。加えて、漢字日記は文法事項もある程度掲載されていて、長期休みの間の文法指導にも使えるという点でちょうどいい。知識の補充もだいたいこの教材一つあればある程度のことは身に付いてしまう。ここ最近は満点のリズムもついてきたし、このままいく。

 

 次に算数。コア、コアキューブ、力がつく計算ドリル、代表プリント。コアシリーズは初めて使う。中学受験向けの文章題がほとんど付いていないけど、チャレンジ問題とかは授業テーマとして結構良さそう。難問指導はしたいけど、使いこなせない中途半端な基礎を振り回すよりは、使える知識をもとに考えた方が子どものためになる。中学受験向けの文章題は代表プリントにて。6年生の夏休みに文章題はどうせ総括して全部できるようにするし、これまででもそれで十分に間に合ってきたから、あまり背伸びせず今回は学校準拠にして、中学受験向けの教材は今年度使用しない。というより、カリキュラム変則はあまり意味がない。理解していることが大切だ。この学年はまだ既存の中学受験向けの教材を使用しきる能力を持っていない(まとめや解説を読んで自力で解決していける視点を100%持てていない)以上、将来的に私から何のアプローチもなく中学受験教材をスラスラ解けるための基礎作りをすることが先決のように思えたというのも決め手。何より親御さんに負担をかけてしまうのが申し訳なく、そういうのは授業で完結できるようにする。ああ、自立して考えている、という実感を親御さんにより持ってもらえるように指導する。

 

 理科。コア。初めて使うんだよね。時々何を問われているのか分かりにくい問題があるのが難点だけど、意図を読み取る力が育つような気がする。基本的に、学校で習うことよりも脇に乗っている発展学習を重視する。『くわしい理科』などの参考書を脇においてもらいながら授業をしていく予定。基本は学校で習ったことができれば全問正答できるけど、参考書レベルの指導を展開する。実験も随時行えるものは行っていく。

 

 社会。予習シリーズ。社会はできるだけ詳しく教えたい。算数や理科は、具体的な思考が必要だったり、一度具体的に見たものでないと覚えにくいものも多いので、中学受験教材みたいなカリキュラムが変則的なものは使用しにくい。ただ読むだけで覚えていくのにはかなり体力がいるということを経験的に理解してきた。しかし、国語や社会は読んでいて面白いテーマの方がいい。予習シリーズは読み物としても面白く、完成度も当たり前ながら高い。日常的に開いて読んでは学習してもらうのにはうってつけ。4年下から指導し始めて、2学期から5年上、6年生で5年下、6年上まで学習を進めていく予定。ほとんど学校準拠ペース。しかしながら、面白い内容をいっぱい読んで欲しい。

 

 

 文系強め、理系は学校準拠をさっさとしながら対応する応用問題っていう感じの流れで来年度の小5は動かしていくことにしました。理系は、特別講座っていうのを月に数回開講していきたいし、これを楽しみに通って欲しいんです。「来週は特別なやつだ!!!」って楽しみにしてくれることで、意味づけが強化されていくことでしょう。これが、今の学年の最善かな?と私は思っています。今通っている生徒たちの性格上、かなり伸びると推論しています。

 

 来年度からは週4時間の設定になります。国語・算数・理科・社会、全部授業内で完結できるように面白くやっていく予定です。この学年は、ほとんどの生徒が低学年から見てきているので、実力のほどや意欲、親御さんがどのように子どもさんに関わっていらっしゃるのか目に見えて分かります。子どもさんとの学習を楽しんでいらっしゃる親御さんも多く、そういう時間も作れるようにカリキュラム・指導内容を組み立てました。私が全てを育てようとは思っていません。きっかけを与え、基本操作を磨く演習の機会を持ち、子どもたちが意欲をフルに爆発できるように組み立てようと努めて、あえて全部同じシリーズではなく、自分が使いたい、子どもたちに合っている教材を選定して指導に臨みます。

 

 大変なのは、漢字と算数の反復でしょうか。ご協力お願いいたします。親御さんの関わりの力を信じ、子どもたちがいろんな人と一緒に学びながら、そして訪れるであろう反抗期、「自分でやりたい!」が生まれ、そのタイミングで実力が開花していくように、本当に苦心して選択したカリキュラムです。

 

 

 是非、信頼してついてきてください。

 

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中1には国語の授業をする。

2017 中学生 日記

 中学1年生たちは、学年末対策、本当に頑張りました。反省、後悔、いろいろあったと思いますが、どうあれまずは狙った学習を実行し、狙った結果が出せたということを評価しましょう。そして、おろそかになっていたものにどう時間をかければ総合的に得点が可能になっていくのかを考えましょう。

 

 しかし、意欲がかなり再燃しているのが分かり、個人的には今回の結果はもっと出したかったのですが、生徒たちの気持ちの仕上がり具合にはかなり満足しています。自ら点数についていろいろ報告してくれ、これまで点数を隠しがちであった子も積極的に自分の点数を言ってくれました。

 

 ひとしきり、4科の指示を出し終わったところで、彼らは自宅でかなりの対策を計画しているということで、授業に空白が生まれました。ようやく、です。これまで授業でなんとかしようとしていた子たちが、自宅学習によってなんとかするという視点が身に付いてきて、水曜日の40分程度がぽっかり。

 

 その時間、私は持てる国語の指導能力を子どもたちに注ぐべく、記述能力向上の特訓講座を開講する運びになりました。教材は、今小学5年生が使用している「実力アップ問題集」。これがかなり良いのです。古文や漢文はこの教材では学べませんが、記述能力を鍛え、選択肢能力を鍛えるという面で、この問題集はうってつけです。その辺の中学生用の教材より難しいですし、記述も長いのです。逆に中学向けで長い記述となると、文章難易度が同時に高くなって技術が学べません。記述の技術指導には、小学生向けの難関問題集はいろいろバランスがいいのです。実は昨年の中3の記述指導にも、小学生向けの教材を使った経緯があります。

 なんども言いますが、解答の質はさほど高くはなく、指導者の理解と能力がかなり必要になる教材でもあるため、使う人を選ぶ問題集です。しかし、設問の質は良いのです。

 

 「次回実力テストにおいては、全員225点以上!9割!」

 

 これをテーマに全体指導を実施しています。あと10点とか15点そこら。しかし、9割の壁は厚く、全員で!達成するっていうのはかなりのハードルです。力を貯めましょう。なんかご褒美でも用意したほうがいいかな。それとも、要らないかな?

 

 今日は、試しで読解を解きましたが、呼吸音だけが響き、極端に集中力が高まっていることがよく読み取れる時間でした。私の国語指導が全教科に良い作用を及ぼすことを信じ、彼らの土台を鍛え上げてみせましょう。

 

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計算ドリルの威力。

中学生 日記 2017

 基礎の計算ドリルが果たす役割は非常に大きく、代数学において計算能力が低いということは、そのまま数学全体に影響が及んでしまうほど重大な意味を持ちます。たかが計算なのではありません。基本操作がそもそも覚束ない状態で、応用など考えられもしない事柄です。

 

 できるだけ速く、できるだけ正確に、出来るだけ丁寧に、の3つを心がけて、ルーティン化していきましょう。遅いというのは、訓練によって解決していけるものです。ミスは、工夫によって解決していけるものです。大切なのは、常に一定のレベルの問題を全て正答にできる基礎です。

 特に処理系の数学や理科の計算、英語の基礎文法などは、しっかり反復をしたいものです。

 

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中1総復習始動。

中学生 日記

 学年末テストがようやく終わりました・・・。なんか今回はとても長く感じられました。そして、ようやく学年末の総復習を吹っかけられるようになりました。ここからはほとんど授業する内容も無くなるので、個別課題をそれぞれに設定することによって学習を実施していきます。

 

 この時期に固めておきたいのは数学・英語。余裕があれば化学・物理・・・ですね。本当は世界地理もこのタイミングでしっかり押さえなおしたいものです。これらは、将来的には理解がおろそかになっていると中3生が最も苦労している確率の高い教科や内容です。あとで一気にやり直してもできるようなものではありますが、やり直すまで実力テストなどで出てきたときに解けないままだと思うように点数も獲得できませんので、今やるべきはこのあたりかと思います。

 

 期間と内容を決定し、スケジュールを逆算して分割しながら決定してもらい、総復習がスタートしました。学年末が終わった初日の子もいる中、次はこれをしよう、次はあれをしよう、と実に意欲的に考えており、いい感じに意識が集中してきていることを感じました。

 

 頑張っていきましょう!

 

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鉛筆コロコロ内角外角。

小学生 日記

 今日は、三角形の内角の和の求め方を4種類学習しました。一つは鉛筆をコロコロと転がすやり方。数研出版さんの「学ぼう算数」には掲載されていた記憶があります。他の教材はどうだったかな・・・?

 

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 このように鉛筆を操作すると、鉛筆が二分の一回転するので、360÷2=180度と計算することが可能になります。

 

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 ついでに外角も求めておきました。

 

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 四角形や五角形の内角の和や外角の和にもチャレンジしました。外角の和はどんな場合においても360度になるということも発見しました。そのあと円もやりました。円には外角が存在しませんが、円周に沿って鉛筆を回転させると360になるということも分かりました。

 

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 他にもこんな方法を使ってみたり、

 

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 こんな感じでやってみたり。

 

 一番最後の図によって外角の定理を導きまして、最後の仕上げにちょっとした計算問題を解きました。すごいしつこくやりましたが、何度も言うように、幾何は多角的に取り組むことが大切です。たっぷり頭を使ってもらいました。

「社会って小学生からの積み上げなんですね。」

2017 小学生 日記 中学生

 中3の子がそう言ってました。中3の授業は、小5の授業の後に実施されるため、中3の大半は小5の授業を聞くことができます。そのため、私の授業に耳を傾けている生徒も多く、小学校の地理の授業がこんな感じで行われているんだということを改めて思い出しているようでした。

 

 私の社会の授業は、小学生には特に人気がありますが、中学生や高校生も自分の勉強をストップして聞き入っている子もいます。理由を重視した授業なので、扱う知識量は少ないのですが、それゆえによく原理が分かるようなのです。

 

 例えば地理の気候の授業。季節風の原理がわかると楽しいだろうなと思って、平気で小4でならう対流の原理を運用して中2の地学の内容を説明して、温帯で東岸の地域の風向について説明しますし、理解力が伴っていれば、これでもかっていうくらい楽しく授業を受けられる用意をしています。例えばインドなら?アメリカ東海岸なら?同じようにモンスーンが吹く地域の風向について、説明をしてもらいます。

 例えば工業の授業。これはいろいろ理由があるけど、基本的には金があって、人手が揃って、土地があって、交通の便が良い。これが第二次産業としての工業を成り立たせる要因の一つ。沿岸では重化学、内陸では組み立て、田舎では伝統工芸や軽工業などなど・・・これは一概に説明できないものもあるけど、一つ一つなぜそうなのかということを地形要因から読み取っていくのが面白い。

 

 しかし、あくまでも理由の連続に過ぎず、知識量は少ないので、今の小5には小6の夏休みには改めて膨大に地理の問題を解いてもらうことになります。

 

「知識は勝手にテキスト読んで付ければいいだろう。俺が説明するんじゃなくて、君たちが自分で学んで俺にいっぱい説明しなさい。そこまで俺に求めてもらっても困る。考える材料しか与えないよ。基本的な思考の仕方が大切なんだ。先生ならどう説明するか、それをイメージして学習してほしい。」

 

 いろいろ理由があるんだって気づけることが第一歩。小学社会の指導は、全ては教えないけど、基本原則の理解によって広がる知識が沢山ある。割と人々は効率的に物事を考えて過ごしている。そんなところにも想像を巡らせてみてほしい。

 

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「なぜ、”N-2”なの?」

2017 小学生 日記

 今日の5年生の指導内容は、外角の定理と応用、そして、多角形の内角と外角について。幾何は単純な公式暗記では上手くいかないので、少なくとも3通りくらいは説明を試みて多角的な理解を追究しています。それゆえかなり授業進度は遅いですが・・ちゃんと分かっていないよりは、ずっとマシです。

 

 

 多角形の内角の和は、一つの頂点から対角線を引いて、三角形の数によって紐解いて考えていく中で、N角形の内角の和=180×(N-2)という式を導きます。それは学校でも習得済みで、スムーズに求められていましたが、そこで質問を辞めません。

 

「なぜ2を引くのか説明してみよう。」

 

 三角形は2個少なくできる、というのは、経験的なものを抽象化したに過ぎず、あくまで感覚的なものに過ぎません。それゆえ、なぜ三角形は角の数よりも2つ少なくできるのかということへの説明を求めたのです。

 

 まずは、一つの頂点から引ける対角線の数を規定する要因は何かということ。これは、そういう問い方をすれば割と簡単に説明してくれました。

 

 「一つの頂点から対角線を引くとき、その頂点の隣の頂点へは対角線を引けない。よって(N-3)本の対角線を引ける。」

 

 次は、三角形の数について。植木算をやった生徒たちはすぐにピンときていましたが、2箇所切れば3つに分かれるんですよね。対角線の数よりも一つ多くなるのです。だから、(N-3)+1=N-2と式をすぐに作ることができました。数学でいう正負の数は教えていませんが、3つ減らすところを、1つ増えるから、減らすのは2つ分でいいという算数的な理解によってこの式を導いていたという点で、いい頭を持っているね、と評価しました。

 

 

 その後、対角線論議は、多角形の対角線の本数へと発展していき、(N-3)×N÷2まで。(N-3)が具体的になっているので、後の流れはシンプルでした。

 

 小5の幾何は、中学への橋渡しにもなる重要単元が目白押しです。もう小5ですから、能力が高まってくると上のような抽象的な説明にも耐えうるようになってきます。

 

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